YourMate
会社名をYourMateに変えました。2回目の起業の覚悟で挑みます。
2026年11月2日、株式会社リプロネクストは「YourMate株式会社」へ社名を変更しました。あわせて、対話型AIコンシェルジュ「NOIM」のサービス名も「YourMate」に変更しました。
創業10期目で、会社名を変えることにしました。
自分にとっては、これから会社として何に挑むのかを、改めて決める機会になりました。
今、AIによって、人生の大きな選択を支える仕組みをつくれる可能性を感じています。この可能性に、会社として本気で挑みたい。その想いと、今回の決断について書きたいと思います。
情報や体験を届けても、前に進めないことがある
創業以来、私たちはデジタル技術を使って、企業や自治体の魅力を届けてきました。
XRやメタバースで施設の中を体験する。離れた場所から街の様子を知る。実際に働く場所や、そこで働く人たちの雰囲気に触れる。
どんな家で暮らすか。どの街に住むか。どんな会社で働くか。
その場所にいる自分をイメージできれば、判断材料が増える。知らなかった選択肢に出会い、未来が広がる。そうした可能性を感じて、取り組んできました。
当時は、今ほどはっきりと言語化できていませんでしたが、私たちが支えたかったのは、その先にある「人生の大きな意思決定」だったのだと思います。
ただ、取り組む中で、体験を届けるだけでは解決できないことも見えてきました。
住宅をデジタルで体験できても、本人がどんな暮らしをしたいのか整理できていなければ、選ぶのは難しい。移住先の様子がわかっても、仕事や家族への不安が残っていれば、次の一歩は踏み出せない。
メタバースで直接話せる場にも、価値を感じていました。一方で、企業や自治体が対応できる時間と、相談したい人の時間が合わないという課題もありました。
知ることや体験することから、実際に選び、行動するところまで。その間を、どうすれば支えられるのか。
そこに、私たちが向き合うべき課題があると考えるようになりました。
情報にアクセスできる時代から、自分に合った支援を受けられる時代へ
インターネットによって、自分で調べたり、比較したりできることは大きく増えました。
一方で、情報を集めた後に「自分はどうするのか」を考える難しさは、今も残っています。
住宅の情報をたくさん見ても、自分たち家族に合う暮らしがわからない。移住先の制度を調べても、今の生活を変えてよいのか迷う。求人票を比較しても、自分が何を大切にして働きたいのか、答えが出ない。
同じ情報を見ていても、迷う理由は一人ひとり違います。
子育てを優先したい人と、通勤時間を短くしたい人では、家選びで考えることが違う。同じ街への移住でも、仕事が不安な人と、地域になじめるか心配な人では、必要な対話が違います。
生成AIの進化によって、その違いに向き合いながら、対話を重ねることができるようになりました。
その人の状況を聞く。まだ言葉になっていない不安を、一緒に整理する。本人も気づいていなかった選択肢や、大切にしたいことを見つけていく。
こうした支援を、時間や場所に縛られず、もっと身近にできれば、社会に大きな価値を出せる可能性を感じています。
インターネットが、必要な情報にアクセスできる人を増やしてきたとすれば、AIは、自分に合った支援を受けられる人を増やしていける。
相談できる相手がいるかどうかで、選べる未来が変わってしまう。その差を、小さくしていきたいと思っています。
そのために、私たちはYourMateをつくっています。
企業との接点から、人生の意思決定を支える存在へ
今のYourMateは、企業や自治体に導入していただき、住宅や移住、採用、進学などを検討する方の相談に応えるところから始めています。
企業や自治体には、伝えたい情報や、知ってほしい魅力があります。一方、検討する本人には、聞きたいことや、人には話しにくい迷いがあります。
その間に入り、一人ひとりに合った対話を通じて、納得できる次の一歩につなげていく。まずは、この価値をしっかり届けていきます。
その先には、一度の相談で終わらず、その人の希望や価値観、これまで考えてきたことを踏まえて、次の選択も支えられる可能性があると思っています。
人生の大きな意思決定は、互いにつながっています。働き方が変われば、住む場所を考えることがある。家族が増えれば、暮らしや住まいを見直すことがある。
そのたびに、自分のことを最初から説明するのではなく、自分が大切にしていることを理解した相手と、一緒に考えられる。
そうした支援を通じて、一つひとつの意思決定の納得度を高めていきたいと考えています。
自分が大切にしたいことと向き合い、納得して選べた経験は、その先で壁にぶつかった時にも、自分を支えてくれると思います。そして、「次も自分で選び、動いてみよう」という気持ちにつながっていく。
YourMateを通じて、自分の選択に納得し、その先の未来に期待を持って、次の挑戦に踏み出せる人を増やしていきたいと思っています。
会社名もYourMateにする理由
YourMateには、「あなたの仲間・相棒」という想いを込めています。
サービス名だけでなく、会社名も変えたのは、この存在をつくることに、会社全体で取り組むと決めたからです。
事業上の理由もあります。
これまでは、会社とサービス、それぞれの名前で認知を広げてきました。
これからは、YourMateを成長の中心に据え、プロダクトを使っていただくことも、営業も、広報も、採用も、YourMateという名前の認知と信頼につなげていきます。限られた資金や時間を使って事業を伸ばす中で、その積み重ねを一つにしたいと考えました。
そして、意思決定支援という領域で、カテゴリのリーダーを目指します。
人生の大きな選択に迷った時、まずYourMateを思い浮かべてもらえる。そのくらい、価値と信頼を積み重ねていきたいと思っています。
10期目を、2回目の起業の覚悟で
今年、初めてエクイティでの資金調達をした時から、自分の中では「2回目の起業」という感覚がありました。
会社名の変更を決めて、その感覚がさらに強くなりました。
これまでの事業を続けながら、新しいこともやる。正直、その考え方のままでは、これまでの延長になってしまうと思っています。
新しい事業を本気で育てるなら、自分の時間も、採用も、開発への投資も、優先順位を変えなければいけません。
積み上げてきたものがあるからこそ、変えることには迷いもありました。売上を維持しながら、新しい事業も育てたいという気持ちもありました。
それでも、今、もう一度ゼロから会社を立ち上げるとしたら、何に挑むのか。
そう考えた時、自分はYourMateに挑みたいと思いました。
その決断に合わせ、今期は一部の事業を他社に引き継ぎました。お客様への責任を果たしながら、YourMateの成長に、より多くの時間と力を注ぐためです。
XRやメタバースで培ってきた体験づくりの技術も、お客様の課題に向き合ってきた経験も、この挑戦に生かしていきます。これまでの仕事やお客様との関係を大切にしながら、これから伸ばすべき価値に、会社の力を集めていきます。
自分自身も、今の会社を運営する視点に加えて、これからどんな会社をつくるのかを考え、行動していきます。
それが、自分にとっての2回目の起業です。
人生の転機を、ワクワクする瞬間に。
AIが進化するほど、判断をAIに任せる場面は増えていくと思います。
その中でも、自分がどんな人生を歩みたいか、何を大切にして生きるかを考え、選べることには、大きな価値があると信じています。
不安や迷いのある選択を、その先の未来に期待できる瞬間へ変えていく。
「人生の転機を、ワクワクする瞬間に。」
この言葉を、YourMateを通じて実現していきます。
私たち自身も今、会社の大きな意思決定をしています。
ここまで仕事を任せてくださったお客様、一緒に取り組んでくださったパートナーの皆さま、会社を支えてくれている仲間、応援してくださる皆さまに、改めて感謝しています。
社名を変えたことで、何かを成し遂げたわけではありません。ここから、どんな価値を届け、どんな成果を出せるかだと思っています。
YourMateに挑んでよかったと胸を張れる未来を、仲間とともに、自分たちの手でつくっていきます。
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